徳川家継

徳川家継(とくがわ いえつぐ)1709年8月8日(宝永6年7月3日)〜1716年6月19日(享保1年4月30日)

江戸幕府第7代将軍。

6代将軍家宣とその側室於喜世(のち左京,月光院)の子。幼名は世良田鍋松。

兄の家千代,大五郎が早世したため嗣子となり,正徳2(1712)年10月14日父家宜死去ののち, わずか4歳で将軍家を相続した。

同月25日従二位権大納言に叙任されて家継称し,翌3年3月26日に元服。

同年4月2日将軍に就任し,正二位内大臣,右近衛大将に叙任されたが,8歳で没した。

幼少の将軍でもあったので, 幕政の実権は前代からの側用人間部詮房が握っていた。

聡明で, 仁慈の心があり,振る舞いも閑雅だったという。

出典: 朝日新聞社「日本歴史人物辞典」