鯉のぼり

五月晴れの大空を泳ぐ鯉のぼり。「鯉の滝登り」といい、鯉は立身出世のシンボル。子供の成長を祈るのに、これ以上めでたい縁起物はないだろう。 出世魚の鯉は男の子の節句にぴったり 端午の節句の内飾りが五月人形なら、外飾りは鯉のぼ
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衣更え

年二回、いっせいに衣更えの時期を迎える。元は蛇が皮を脱ぐように、人も剥けかわると考えられていた。衣替えにはお祓いの意味もあったのだ。 陰暦4月1日は旧を祓い身も心も軽くなる日だ 衣更えは、季節に応じて衣服を着替えること。
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七五三

幼児から子供への通過儀礼。地方によって、祝う年齢も祝い方もさまざまだが、子供の背長を祝い、将来の幸せを祈る日でもある。 家族で記念に残るお祝いを 七五三を祝う年齢は男児が5歳、女児が3歳と7歳。11月15日に神社へ参拝し
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菖蒲湯

端午の節句は、陰陽思想では大変な忌み日。その邪気を祓うのに菖蒲湯は威力絶大といわれてきた。「尚武」「勝負」にも通じ、めでたさも別格である。 菖蒲は災いをもたらす毒蛇を倒した 端午の節句は別名「菖蒲の節句」ともいわれ、菖蒲
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除夜の鐘

寺院では12月31日の夜12時を期して108つの鐘をつく。この鐘の音を聞き終わると煩悩が祓われ、めでたい新年が始まる。 食欲・財産欲・性欲・嫉妬などの執着を一つ一つ取り除く 大晦日の夜12時になると、全国各地で寺で除夜の
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節分

冬から春へ至る節目、一年の厄を祓うたいせつな日だ。すべての厄を鬼に見立て豆をぶつけて退散させよう。残った豆は歳の数だけ食べるのがしきたり。 節分に豆をまかないと一年の厄は祓えない 節分は立春・立夏・立秋・立冬の前日をいい
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端午の節句

もともとこの日は大の忌み日だった。五月人形も菖蒲も粽も柏餅も穢れを祓うためのもの。魔を除けてのち、子供の健やかな成長を祈るのだ。 五月人形も菖蒲も粽も柏餅も、みんな魔除け 端午は「月の初めの午の日」の意味。五月は午の月、
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冬至

陰から陽への分岐点。恵みの太陽が力を増すことを祝った日。寒さ厳しき折り、ゆず湯に浸かって邪気を祓い、かぼちゃを食べて無病息災。 めでたいはず。冬至は太陽の誕生日 冬至は二十四節気の一つで、現在の暦でいうと12月22〜23
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土下座

日本に伝わる礼式の一つで、土の上に直で坐り、ひれ伏して礼(お辞儀)を行うこと。 極度に尊び崇める対象に慎み深く振る舞う際や、深い謝罪や請願の意を表する場合に行われてきており、その姿勢は座礼の最敬礼に類似する。 相手に向か
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年越しそば

そば粉で作った麺は昔「そば切り」といった。年越しそばは除夜の鐘を聞きながら、そば切りで切りよく一年を締めて新年を迎える縁起のよい行事だ。 そばは「金銀をかき集める」「細く長く」などと縁起尽くし 大晦日の夜には、除夜の鐘を
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