天草四郎

天草四郎(あまくさ しろう)1621年〜1638年

江戸前期の島原の乱の中心人物。

本名は益田時貞。益田好次の子。洗礼名はジェロニモ。

寛永12年、好次らが首謀となった島原の乱にて、容姿端麗で人望もあったため推されて旗頭となり、島原半島南端の原城に篭る。神の使者として崇拝され、農民側の士気を高めた。翌年2月、90日間に及ぶ籠城のあと原城は陥落、その首は長崎にさらされた。

出典: 新潮社「新潮日本人名辞典」